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【塩野義製薬】製薬会社の新規事業の捉え方、Living Labの活用方法

  • 2024年9月24日
  • 読了時間: 8分

更新日:2024年9月26日


まずは自己紹介をお願いします。


塩野義製薬株式会社のヘルスケア戦略本部の新規事業推進部に所属している六川武美です。


この業界を目指した背景としては、元々薬学部出身なことから、新薬開発を通して世の中に貢献したいと思い、新卒で塩野義製薬に入社しました。


入社後は研究職として9~10年ぐらい働いた後、新規事業推進部の前身となる部署に異動になりました。


創薬研究をする中で、生物学的なアプローチだけではなく、デジタルバイオマーカーやデジタルヘルスに興味を持っていた時に、社内公募により関連した業務を担当していた新設の部署があり、手を挙げて異動しました。


新規事業推進部での仕事内容を教えてください。


医薬品に限らないヘルスケアソリューションを生み出すことがミッションです。


製薬会社としては「何を目的にやっていくのか/何をしていくのか」というところが重要で、会社から与えられたお題がない中でも自分達で模索して、事業計画を作って会社に提案し、プロジェクトを推進しております。


自分たちだけで完結する仕事ではないので、社内のいろんな関連部署の方に協力してもらいながら進めることができる環境は恵まれていると思います。


新規事業推進部では今までどのようなことをしていきましたか?


最初はデジタルセラピューティクス、いわゆるプログラム医療機器(Software as a Medical Device:SaMD、サムディー)を活用した治療のプロジェクトに参画しながら、新規事業の企画に携わっておりました。


SaMDの背景、規制が理解できると薬機法の外側のヘルスケア事業に対しても俯瞰的に見れるようになりました。


新規事業の部署が立ち上がった最初の頃は、社内に新規事業の知見があまりなかったので、「新規事業とは」について部内メンバーで勉強しながらアイデアを出し合っていました。


同時に既に会社として投資していた企業とのコラボレーションについても新規事業推進部で担当していたため、新規事業の提案と他社連携の2軸で動いていました。


KJFに参加した背景やそれらから得られたことを教えてください


2年前に参加した当時はDX推進本部という部署に在籍していて、そこの本部長の方からの紹介でした。


当時はアメリカの企業とコラボレーションというよりも、まず足元で会社としてどんなことできるか。に重点を置いて取り組んでいたのですが「世界ではどのように新規事業に取り組んでいるんだろう」という点で興味がありましたし、海外のスタートアップ企業とのコラボレーションはどのように行なっていけばいいのかを学びたかったので参加させていただきました。


参加させていただいて、そこには今まで教科書で学んできたようなことが実際行われていて、実際にアメリカのスタートアップの方とディスカッションする中でコラボレーションをするためには「この要素って大事だったんだね」とか「こういうことを固めておくとちゃんとコラボレーションは進むんだな」というようなことがイメージできたのは非常に大きかったですし、スタートアップにはエコシステムがあって、その中でどんどん新しいものが生まれていくことなども、自分の知らない世界を知ることができました。


学びとしては、まずは「ペインポイント」をしっかりと持って、そこに対してソリューションをマッチさせていくことが根幹になるということ。


ヘルステックの領域では、アメリカと日本で規制が違うこと、それにより技術の発展するものが違うなど、勉強になりました。


「それぞれの国で背景が違うから成立していること」が具体的にイメージすることができたので、社内でデジタルヘルスの議論をする中で、この違いがある前提で社内のディスカッションができるようになりました。


KJFがきっかけで清峰さんと知り合って、コミュニティーを覗かせてもらってから、当社が新しくLP出資した会社との議論においても「なぜ、そういうことを考えているのか」というバックグラウンドがわかっているので理解が早いですね。


日本とアメリカの根本的なヘルスケアを取り巻く環境についてはKJ Fに参加して自分で知識をとりにいかないと理解できなかったと思うので、本当に良いきっかけになりました。