Co-Studioのインターンと同時に、子会社のCOOを務めたPayこと菅家詢平氏。今回は学生ながらにCo-Studioで働くことになったきっかけや、SNS戦略のプロとして働く今についてお話をしていただいています。 優しさ溢れる人柄にも注目しながらぜひご覧ください。
Payさんの経歴
—— まずは簡単に自己紹介と経歴を教えていただけますか?
菅家詢平と申します。しゅんぺい、からとってPay(ペイ)と呼ばれています。
早稲田大学創造理工学部経営システム工学科所属です。
幼少期から高校生までは、水泳、サッカー、持久走、アメリカンフットボールと様々な種目に挑戦し、文字通りのスポーツ少年でした。
大学に入学してからは、スポーツから離れ、大学2年時に学生団体の立ち上げを実施。その後大学3年生からは3つの長期インターンを行いました。
このインターンの1つ目がフジテレビのADで、2つ目がドコモショップの営業スタッフ、そして3つ目がコンサルティング会社のアナリストとして、このCo-Studioで活動を行ってきました。
Studioのインターンでは、社内ベンチャーのCOOとして起業に携わった経験もあり、そのほかSNSコンサルタントとして神戸の企業にSNS講座を実施するなど、広く様々なことに取り組んできた学生時代でした。
どうしてCo STUDIOで働こうと思ったのですか?
Co-Studioに関わることとなったきっかけは、当時自分が立ち上げた学生団体のメンバーである進藤(Co-Studio子会社:Innovation Shift CEO)に誘われたことでした。
大学3年の11月頃、自分の就活が終わってひと段落したことや、コロナ禍によって家から出れないことから、堕落しそうな生活を送っていたのを覚えています。
そんな時に彼から電話で「一緒に会社を立ち上げないか」とお誘いを受け、元々起業に興味があったことや、進藤と新しいことを始めるワクワク感から、ここで働いてみよう、と思いました。
Co STUDIOではどのようなことをされていますか?
一つ目に、SG Labのアイデアメニュー作りをしています。
これは、Innovation Shiftが提供するサービスの中にある、学生と社会人が共存して活動するコミュニティ「Social Brain Lab(以下SBL)」を活かしたコラボメニューです。
メニューの中にもいくつかのフェーズがあり、まずSG Labの顧客が求める新規事業のアイデアを、SBLメンバーで量産します。そしてその中で生まれた良いアイデアを精査し、実際事業にするためにビジネスモデルを作成して提供する、というものです。
実際にアイデア創出フェーズを利用いただいたクライアント様からは、2週間で30個の面白いアイデアが生まれたことに対して感心の声を頂いており、またそのアイデアのまとめ方にも高く評価をいただけました。
今後の取り組みとしては、それらの生まれたアイデア精査においてタレント人材の起用を組み込んだワークショップの開催をしていきたいと考えています。
アイデアの可能性を広げることや、他者からの理解度を上げるための手助けをできるのがこのSG Labだと思っているので、このアイデアメニュー作りは今後も頑張っていきたいことの一つです。
また二つ目に、企業向けのSNS講座を行っています。
僕自身がそもそもYouTubeやTikTokといったSNSを見ることが好きだったのですが、お付き合いしていた彼女がインスタのフォロワーを伸ばしたい、ということでTikTokを始めたのがSNSを発信する側となるきっかけでした。
そのアカウントはフォロワーを7万人以上獲得することができ、SNS発信のノウハウを身につけることができたと思っています。
世の中にSNSコンサルを実施している人は結構多く存在していて、自社の認知を広めるための方法を教えてくれる人は正直たくさんいると思っています。
ですが、僕が行っている講座は認知度の向上だけでなく、顧客の固定化につながるSNS戦略術を教えているのが一つの強みであると考えます。
誰に何を届けてどんな気持ちにさせたいのかを考えることは、SG Labが大事にしているデザイン思考そのものだと思いますし、これからもこの観点は大切にしていきたいですね。
Payさんの人生が変わった瞬間
今までの人生で大きく考え方の変わった出来事を教えてください
Co-Studioに入社したことは僕のターニングポイントだと思います。
先ほども少し述べましたが、僕は3年の11月時点で就活が終わっていて、元々興味のあったコンサルに進むキャリア設計をしていました。
しかしCo-Studioに入ったことでコンサルとは違ったことに興味を持ち出し、大学4年時には再度就活をやり直すことを決意します。
それは子会社であるInnovation ShiftのCOOになったことがきっかけでした。
会社を回す、という今まで知らなかった世界を知り、自分で考えて働くことへのやりがいを感じていくなかで、自分の感情に変化が生まれ出したのを覚えています。
その頃は同時にCo-Studioのインターンとして、仙台ヘルステックコンソーシアムというヘルスケア団体の事務局運営にも携わっていました。
こちらは子会社運営とは違って、仙台市のサポートを中心とした、ある意味コンサルのような仕事内容で、試行錯誤しながら提案をして一緒に作り上げていくことを学んでいました。
このように事業創出とコンサルを同時に体験できたことが僕の人生の大きなポイントで、もちろん他人に提案をして事業を進めていくことも楽しかったですが、自らが主体的に事業を作り上げていくことへの興味が大きくなっていったのは間違いなくCo-Studioのおかげでした。
その考え方は今の仕事に対する姿勢にどのように影響していますか?
Innovation Shiftでの経験は、まず僕自身のスキルアップに繋がっていると感じています。
もともと具体と抽象の行き来をするのがそこまで得意ではなく、論理的に考える力が高いわけではありませんでした。
しかし事業創出をしていくなかで、物事をロジカルに捉える力が身に付いていき、構造化して考えることが習慣になりつつある今は、そのスキルが自分の強みになったと思います。
またCo-Studioに入りSNS講座を開く機会をいただけたことで、SNSという趣味が自分の武器になる経験もできました。
キャリアプランを大きく変えたこともそうだと思いますが、今まで知らなかったことや気づかなかったことに触れて、それを自分のものにしていく、というStudioで学んだ姿勢は、日常でも生かされていると感じますね。
Payさんを強くした「楽観」思考
いままでの苦労をどのように乗り越えられたのですか?
そもそも僕はこれまで苦労や挫折をしたことは無いと思っていて。(笑)
もちろんきついことや苦しいと思った経験はありますが、何かを投げ出したりしたことっていうのはあまり無いんです。
そして自分がそうやって何事も継続し続けられた理由は、レジリエンス力の高さにあると思っています。
何事も投げ出さなかった、と表すと責任感の強い真面目な人に聞こえるかもしれないですが、僕はみんなが悩むことをあまり悩まない楽観主義者なんだと思います。
苦しいと思うことがあった時に、一度辞めてしまったらそれは挫折になりますが、やめていなければそれはまだ道の途中なだけ。そんな軽い気持ちで継続を選べることは僕が楽観的だからだと思いますし、途中で辞めてしまったらこれまで費やした時間や努力が勿体無いなとも思ってしまいます。
また大事にしている考え方の一つに、何かに迷った時の選択に意味はない、という思考があります。どちらが正しいかと悩むのではなく、選んだ選択肢を正解にしていくために、自分は今何をすべきか、と考えて動くことは生きる上で大切だと思いますね。
選んだ道は正解だったと言いたいので、途中でやめてそれらを不正解にはしたくなくて、そういうシンプルな気持ちが自分の向上心になっていると思います。
現在、人生や仕事においてどのようなことが楽しいですか?
Co-Studioで働くことですね。
これまでに挫折したことは無いと言いましたが、ここで働き出した最初は正直すごくきつい日々で。(笑) 過去にしてきたインターンやバイトなどは、初めからなんでもこなせるタイプだったこともあり、分からないことに囲まれる環境にはしんどいものがありました。
それでも辞めないで続けたからこそ、今自分は子会社やSNS講座といったやりたいことができていて、そんな毎日はすごく楽しいと感じています。
その上で就活をやり直し他所に行こうと思ったのは、ここで学び得たことを他の会社ではどれだけ再現性を持って活かせるか試してみたいと思ったからです。
Co-Studioは自律分散的に物事が動く会社なので、自由にのびのびとやらせていただけることが多くありました。その上で大きな会社に入ることで、自分の知らない世界に触れてみたい、いろいろな社会経験をしてみたい、というのは強く思います。
Co-Studioが好きだからこそ、外でしか得られない体験をして、もっと成長して、いつか恩返しが出来たら、と考えるようになりました。
まとめ:Payさんの想い
最後に、Co STUDIOにかける想いをお聞かせください。
Co-Studioからは、本当にたくさんの恩をいただいたと思っています。これといったスキルも知識もないただの大学生でありながら、様々なことを経験させてもらいました。
今自分が新しい就職先を見つけ、そこから内定をいただけているのもStudioでの経験があったからです。
そういったことも踏まえて、自分のSNS講座を売っていくことやSG Labの営業といった自分のバリューを発揮していくことは今後も続けていきたいと考えています。
Co-Studioはメンバーもお客様も関わる人達それぞれが誠実で、是認の理由が周りのためかで動く優しい組織だと思っています。
とりあえず考えを声にしてみたらいつの間にか形になっていたりすることが社内ではよくあるのですが、それはその声を聞いた誰かが密かに動いてくれているからです。
これまではその恩恵を受ける側の人間でしたが、自分も与える側になりたいと感じます。
僕の大事にしている言葉の中に「正義の反対は悪じゃない。『また別の正義』だ。」という言葉がありますが、Co-Studio内に限らずこれからの人生において、自分と異なるものも尊重できるような人間でありたいです。
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